あまり、気にされたことがないかも知れませんが、水鳥から羽毛を採取する方法はいくつか存在します。
こちらでは、その羽毛の採取方法について解説致します。
採取の方法によって、羽毛の品質や価格に影響してきますので、ぜひご覧になってみてください。
ハンドピックとマシンピック
水鳥から羽毛を採取する方法か下記の通り2通りあります。
- ハンドピック(手摘み)
- 一羽一羽人間が手で羽毛を採取する方法
- マシンピック(機械刈り)
- 機械で採取する方法
言い方はいくつかありますが、方法はこの2通りとなります。
手摘みってやっぱりいいの?
手摘みで採取された羽毛の方が、丁寧に採取されますので、羽毛のダメージが少なく、羽毛布団として使用した場合に丈夫で長持ちします。
しかし、当然ながらマシンピックに比べて、手間がかかりますので、値段は高くなります。
ライブハンドピックってなに?
実は、ハンドピックには、もう一つライブハンドピックという方法があります。
ハンドピックは、通常屠殺された水鳥から手摘みによって羽毛を採取する方法をいいますが、ライブ・ハンドピックは、生きた水鳥から羽毛を採取する方法を言います。
ライブ・ハンドピック → 生きた水鳥から羽毛を手摘み
この方法が用いられるのは、通常マザーグースのみとなります。
羽毛が採れる水鳥の種類にて詳しく解説しておりますが、マザーグースは毎年の卵を生ませるために、育てられる成熟したグース(ガチョウ)のことで、通常のグースでは採れない見事な羽毛を備えています。
毎年卵を産ませるために育てている水鳥になりますので、生きたまま羽毛を採取する必要があります。また、グースも他の動物同様に毛の生え変わりの時期がありますので、定期的にしっかりと毛を整えていく必要もあります。
そのため、マザーグースからはライブ・ハンドピックという方法にて、羽毛が採取されています。
それにより採れる羽毛は、最高品質。マザーグースから採れる羽毛が高価で取引される理由は、こんなところにも理由があったのです。
羽毛布団選びの参考にされてみてください。