羽毛布団の中綿として、有名な羽毛(ダウン)。
皆さんは、そのダウンが水鳥のどの部分から採れるかご存知ですか?
こちらのブログでは、水鳥から採れる羽の種類について解説致します。
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水鳥から採れる羽根の種類
画像の通り、水鳥から採れる羽根は3種類の異なる部位によって構成されており、それぞれ①ダウン、②フェザー、③スモールフェザーと呼ばれております。
①ダウン
水鳥の胸部から採れる羽毛のこと。羽軸がなくフワフワとしたタンポポの綿毛のような形をしており、ダウンボールとも呼ばれます。羽毛布団の命ともいえるこのダウンは、空気をたっぷりと含んで、優れた保温性とかさ高を生み出します。
②スモールフェザー、③フェザー
スモールフェザー |
フェザー |
6.5cm以上のものをフェザー、6.5cm未満のものをスモールフェザーといいます。
通常、③フェザーは、寝具などには使われません。
羽毛布団に用いられるのは、ダウンとスモールフェザー
羽毛布団の中綿としてダウンと一緒に用いられるのは、スモールフェザーで羽毛布団の中綿としても用いられ、ダウンと混合され弾力性を発揮します。
スモールフェザーは、保温性はあまり高くありませんが、通気性がいいので主に暖かい季節の肌布団や枕に使われます。
とっても希少なダウン
軽くて柔らかく、保温性に優れているのが①ダウンです。
このダウンは1羽の水鳥から約10~20g程度しか採れないため、スモールフェザーに比べて希少性が高いものとなっています。そのため羽毛布団としてダウン率が高いほど、価格も高くなります。
羽毛布団と羽根布団は違います!!
よく見かけるダウン90%の羽毛布団というのは、ダウンが重量の90%、スモールフェザーが10%詰められていることを言います。
そして、ダウン率が50%以下となると、羽根布団と呼ばれ商品としては別物となりますのでご注意ください。詳しくは、羽毛布団と羽根布団って何が違うの??をご参照ください。
ダウンの種類にも大きな違いがあります
一言にダウンといっても、羽毛布団用の水鳥は数種類存在していますし、飼育の期間によってもダウンの保温性は異なってきます。お時間がありましたら、是非羽毛が採れる水鳥の種類もご参照ください。