羽毛布団には、季節や気温で使い分けることができる4種類が存在することを以前の記事にてご紹介いたしました。
- 4種類の羽毛布団
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- 冬用羽毛布団 春秋冬
- 羽毛肌掛け布団(ダウンケット) 夏
- 羽毛合掛け布団 春秋冬
- 2枚合わせ羽毛布団 春夏秋冬
今回は、オールシーズン対応として注目される2枚合わせ羽毛布団についてご紹介をし、その選び方とおすすめ10商品ご紹介いたします。
2枚合わせ羽毛布団とは
- 2枚合わせ羽毛布団とは
- 2枚合わせ羽毛布団とは上記でご紹介している夏場におすすめの”肌掛け布団(ダウンケット)”と秋口・春頃におすすめの”合掛け布団”を1つにした羽毛布団です。
取り外しが可能ですので、下記の通り4シーズン通してご使用することができます。
- 夏場のエアコンでの寝冷え防止に通気性の良い”肌掛け”タイプを
- 秋や春頃には羽毛の充填量が多い”合掛け布団”タイプを
- 本格的な寒い冬には肌掛けと合掛けを2枚合わせて
- 肌掛け(夏)+合掛け(春・秋)=2枚合わせ羽毛布団(冬)
このようなことからよくオールシーズン羽毛布団とも呼ばれています。
迷ったらこれ
サイズ・価格 | 商品詳細 |
---|---|
イチオシ品質・保温力共に文句なしのおすすめ商品 |
2枚合わせ羽毛布団のメリット・デメリット
上記までで、2枚合わせ羽毛布団についての詳しいご紹介と主にメリットについてご紹介してきました。
そのメリットをまとめると以下の以下の通りとなります。
- メリット
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- 組み合わせて使うことで、オールシーズン使用可能
- 肌掛け、合掛け、冬用を別々に購入するより経済的
それでは、2枚合わせ羽毛布団のデメリットとは一体なんでしょうか。
- デメリット
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- 冬用の羽毛布団と比べた場合、保温力で劣る。
- 冬用の羽毛布団と比べた場合、生地が2倍となるので少し重くなる。
- 冬用の羽毛布団と比べた場合、蒸れやすい場合がある。
- 冬用の羽毛布団と比べた場合、割高となる。
- 2枚合わせた際に上下で布団がずれることがある。
正しい選び方を行っていただければ、2枚合わせ羽毛布団を”肌掛け”としては、もしくは”合掛け”として使用する場合は、特に問題は起こりにくいかと思います。
しかし、”冬用”の羽毛布団と比べた場合に、どうしても保温力では劣ってしまいます。また、2枚を合わせることで側生地の重さが冬用と比べて約2倍になり若干重苦しく感じる可能性もあるでしょう。そして、2枚合わせの影響で肌掛けと合掛けの間に蒸れが生じることも考えられます。
一番のおすすめは、季節ごとの布団を用意するのがやはりベストと言えます。
しかし、毎シーズン別々の寝具を用意することは経済的にも収納スペースを用意することを考えても簡単なことではありません。
また、上記デメリットは”冬用”の羽毛布団と比べた場合となっており、その他の寝具、(例)羊毛や綿布団と比べた場合にはそれに勝る優れた寝具と言えます。
デメリットもいくつかありますが、それにも増して”2枚合わせ羽毛布団”は、日本に根付く素晴らしい寝具と言えます。
以上のメリット・デメリットを踏まえながら、2枚合わせ羽毛布団の正しい選び方について下記にてご紹介していきます。
正しい2枚合わせの羽毛布団を選び方の条件
羽毛布団の選び方については、以前に詳しくご紹介させて頂いておりました。
寒い冬でも安心してご利用できる”2枚合わせの羽毛布団”の正しい選び方を行うには必ず下記の点について確認するようにしましょう。
- 2枚合わせの羽毛布団を選び時に確認事項
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- 日本製であること
- 羽毛の産地はどこか ※ポーランド産など
- 水鳥の種類 ※ホワイトマザーグースなど
- ダウンパワーは400dpであること ※440dpなど
- ダウン率は90%以上であること ※95%など
- 側生地はなにか ※80サテン超長綿
以下にて詳しくご説明していきたい思います。
日本製であること
日本製であるとは、海外から輸入された羽毛(ダウン)を使用して日本で生産された羽毛布団という意味です。
ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、日本は羽毛を100%輸入に頼っています。後ほど詳しくご紹介致しますが、ポーランドやハンガリーと言った国々が羽毛の生産国となります。
当サイトでは、失敗しない羽毛布団選びのために何度もにわたり日本製の羽毛布団をお選びすることの大切さをご説明してきました。
その大きな理由が羽毛の洗浄度あります。
皆さんご存知のように水鳥から採れる動物性の天然素材です。水鳥から採取されたばかりの羽毛は、汚れがたくさん付着している状態です。その汚れや獣臭さをしっかりと取り除き、寝具として人間の肌に触れても問題がないように仕上げるにはしっかりとした羽毛の洗浄が必要となります。
日本は、この羽毛の洗浄レベルが高いこと、また日本羽毛製品協同組合という組合が存在し、この日本羽毛製品協同組合が日本の羽毛布団メーカーをしっかりと監視することで日本の羽毛布団の品質向上と消費者の羽毛布団による被害の発生防止に努められています。
最近、安い中国製の羽毛布団による被害をどこかで聞かれたことはないでしょうか?
すべての中国製羽毛布団に問題があるというわけではありませんが、安さを売りにした中国製の羽毛布団は羽毛の洗浄がしっかりと行われないため臭いの原因や保温力不足などの問題が発生しています。
羽毛布団選びのはじめの一歩として、まずはお選びされた羽毛布団が日本製であるかどうかを確認されてみてください。
羽毛の産地はどこか
羽毛の産地としてまず名前が挙げられるのが、ポーランドとハンガリー。極寒の地として知られるポーランドとハンガリーは、羽毛を育てるために最も適した地域にあること、国家政策として高品質な羽毛を生産するための研究開発が積極的に行われいることなどから、高品質な羽毛が採れる産地として有名です。
当サイトでもツートップでおすすめしている産地です。
ハンガリーとポーランドと同様に、東欧には羽毛の生産が昔から盛んな国々がたくさんあります。ウクライナ、ロシア、ドイツ、フランス、チェコなどが、羽毛布団の産地として知られております。
ちょっと注意が必要なのは中国産のダウンです。安さで羽毛布団を選んでしまうと痛い目にあってしまうかも。。
水鳥の種類
羽毛が採れる水鳥の種類は保温力が高いものから順に下記の通りとなっています。
- 水鳥の種類
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※ホワイト、シルバーは羽毛の色のことです。品質に違いはありませんが、ホワイトがより人々に好まれる傾向にあります。
一般的に、体の大きいグースは、ダックに比べてダウン1つ1つが大きく保温力があるため価値が高くなります。
マザーグース/マザーダックは次世代の子供の残すために繁殖用として育てられた親鳥のことで、通常の若鳥(グース/ダック)に比べ品質が良く保温力も増してきます。
ダウンパワーは400dpであること
- ダウンパワーとは
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ダウンパワーとは、羽毛がどれだけふわふわしているか、どれほどの保温性を持っているかを数値化したもののことをいい、dp(㎝3/g)の記号を使います。
※以前までは、かさ高が数値と利用されてきましたが2012年からダウンパワーが用いられるようになっています。
ダウンパワーの数値は、そのまま羽毛布団の保温力に繋がるほど大切な数値で数字が高くなればなるほど膨らみ度が高く保温性に長けており良い羽毛とされています。
日本では300dpから販売が許可されており、数値が高いものでは460dp以上の羽毛も存在しております。
当サイトでは、冬でも使用できる2枚合わせ羽毛布団を選ぶ場合は、ダウンパワー400dp以上を推奨しております。
最近では、日本羽毛製品協同組合が発行するゴールドラベルも普及してきており、同じように羽毛布団の品質を確認する良い指標となってきておりますが、西川グループではゴールドラベルを採用していないことなどから、なるべくダウンパワーを優先して確認することをおすすめいたします。
ダウンパワー、かさ高、ゴールドラベルに関する詳しいお話はこちらから
ダウンパワー、かさ高、ゴールドラベルの関係
プレミアムゴールド 440dp以上/かさ高18.0cm以上 |
ロイヤルゴールド 400dp以上/かさ高16.5㎝以上 |
エクセルゴールド 350dp以上/かさ高14.5cm以上 |
ニューゴールドラベル 300dp以上/かさ高12.0cm以上 |
ダウン率は90%以上であること
ダウン
スモールフェザー
羽毛布団の中綿は、ダウンとスモールフェザーでできています。
羽毛布団はダウンを50%以上使った布団のことで、スモールフェザーを50%以上使ったものを羽根布団と呼びます。
- 羽毛布団と羽根布団の違い
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- ダウン50%以上 羽毛布団
- スモールフェザー50%以上 羽根布団
羽毛布団と羽根布団の違いについてはこちら
ダウン率が高ければ保温力が増し、スモールフェザー率が高ければ保温力は低下します。
上記でご説明したダウンパワーがいくらいい数値であっても、ダウン率が低ければ寒い冬を安心して越すことはできません。
冬でも安心してご使用できる羽毛布団お探しであればダウン率90%以上を当サイトにて推奨としております。
側生地はなにか
羽毛布団の側生地となる素材はほとんどが以下の3つです。
- 羽毛布団の側生地の種類
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- 綿・超長綿
- ポリエステル(合成繊維・合繊)
- シルク
おすすめは、綿。予算に余裕があれば超長綿
おすすめは天然素材で吸湿性があり、丈夫な綿です。多くの羽毛布団の側生地がこの綿でできています。
超長綿は、繊維の長さが平均35mm以上の綿のことをいいます。
下記の特徴から、通常の綿よりも高級素材となっています。
- 超長綿の特徴
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- ふっくらで、肌触りに優れる
- 通常の綿よりも肉厚で吸湿性が優れる
- 輝くような光沢
超長綿は、さらに60番手糸超長綿でしたり、80番手超長綿といった形で、さらに超長綿の中でも上級な素材が出ています。
- 番手とは
- 番手とは糸の太さの単位のことで20番手、30番手、60番手、80番手というように、数字が大きくなるにつれて細い糸となっていき、細い糸ほどしなやかな生地となります。
はじめにご紹介したように、綿であれば問題なし。ご予算に余裕があれば超長綿も検討されてみるといいかと思います。
まとめ
ここまで以下の6点についてお話をしてきました。
- 2枚合わせの羽毛布団を選び時に確認事項
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- 日本製であること
- 羽毛の産地はどこか
- 水鳥の種類
- ダウンパワーは400dpであること
- ダウン率は90%以上であること
- 側生地はなにか
以上の点を元に当サイトおすすめの2枚合わせの羽毛布団を8商品ご紹介致します。
商品は、上から順に品質が良く、保温力も高い商品となっており、同時に当サイトのおすすめ順ともなっております。すべてシングル、セミダブル、ダブル、クイーン、キングサイズを選べるようになっております。
おすすめの2枚合わせの羽毛布団8選
サイズ・価格 | 商品詳細 |
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イチオシ品質・保温力共に文句なしのおすすめ商品 | |
シングル |
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シングル・64,584円 |
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シングル・49,990円 |
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シングル・39,800円 |
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シングル・49,800円 |
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シングル・27,800円 |
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