羽毛布団は、リフォーム(打ち直し)ができることはご存知でしたでしょうか?
ご存知だった方でも、下記のように分からないことがたくさんです。
- 羽毛布団のリフォームでよくある質問
-
- リフォームはいつ頃がおすすめ?
- どこでリフォームをしてくれるの?
- どんなタイプのリフォームがあるの?
- いくらでリフォームしてくれるの?
- 自分の羽毛布団にはどんなリフォームがおすすめ?
決して安い買い物ではない羽毛布団。できれば、長い期間使い続けていきたいですよね。
今回は、羽毛布団のリフォームについて解説をしていきます。
羽毛の寿命はとっても長い
下記の記事でご説明しておりますが、羽毛の寿命はなんと30年以上もあるそうです。
羽毛布団として使った場合でもしっかりとメンテナンスをしてあげれば、本来羽毛が持つ寿命を全うすることができます。
そのためには、定期的な羽毛布団のリフォームはとっても重要です。羽毛布団のリフォームを検討するタイミングはいつ頃がいいでしょうか?下記に羽毛布団のリフォームをおすすめする症状を挙げてみます。
リフォームが必要かなと?思われるサイン
- リフォーム検討のサイン
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- 長年の使用による羽毛の痛いんでいる
- 汗等の汚れにより羽毛がへたってきた
- 以前に比べて、かさが減ってきた
- 5年〜15年ほど使用している
- 側生地が傷んで羽毛が吹き出してくる
- 以前に比べて、暖かくなくなった
- 羽毛の片寄りが気になる
- 側生地が汚れてきた
いかがでしょうか。リフォームを検討されていらっしゃる方はいくつ当てはまっていたでしょうか?
上記の他にも、「サイズを変更したい」、「ボリュームを減らしたい(増やしたい)」なんていう方にもリフォームはおすすめです。
リフォームをすると、今までご使用されていた羽毛布団、本来の羽毛の機能性を取り戻し、温かさと素晴らしい寝心地をもたらしてくれます。
羽毛布団リフォームのデメリットってなに?
羽毛布団のリフォームを行うとこれまで使用してきた羽毛布団が新品同様になってきて本当にいいことずくめです。
では、羽毛布団のリフォームのデメリットってなんでしょうか。
側生地は再利用できない。
羽毛布団は、他の掛け布団とは違いキルト仕立てとなっており、生地をカットして中の羽毛を取り出す必要があります。そのため、今までの生地は使用できなくなり、新しい側生地を使用することになります。これは、画期的な仕立ての方法が考案されるまで変わることはないとされています。
愛着があった側生地であったとしても残念ですが、新しい側生地に変えなければいけません。この点が羽毛布団のリフォームで覚悟しなければいけないこととなります。
しかし、長年使用されてきた側生地は当然ながら弱ってきており、羽毛の吹き出しの恐れがあります。また、衛生的に長期間同じ側生地を使用続けることはもちろんおすすめではありませんので、新しい側生地に変更することは決して悪いことではありません。
羽毛布団を簡単に捨ててしまうよりも再利用するということは、エコなことでもあります。羽毛がしっかりとしている間であれば、ぜひリフォームを検討して頂きたいと思います。
なお、羽毛布団のリフォームは、長年の使用の後に行うものです。羽毛布団のメンテナンスには、定期的なクリーニングが効果的となります。
詳しい羽毛布団のクリーニングのお話はこちら
羽毛布団のリフォームは、購入後いつ頃がいいの?
羽毛布団のリフォームのタイミングはいつ頃がいいのでしょうか?また、いつまでにリフォームすべきなのでしょうか?
リフォームの目安は羽毛布団は5年〜15年以内
一般的に羽毛布団のリフォームを行う目安は、羽毛布団を購入してから、7年〜15年後と言われています。
羽毛布団をご使用されて5年〜15年ほど経つと先ほど、ご紹介したリフォーム検討のサインが確認されるようになってきます。
- リフォーム検討のサイン
-
- 長年の使用による羽毛の痛いんでいる
- 汗等の汚れにより羽毛がへたってきた
- 以前に比べて、かさが減ってきた
- 側生地が傷んで羽毛が吹き出してくる
- 以前に比べて、暖かくなくなった
- 羽毛の片寄りが気になる
- 側生地が汚れてきた
リフォームを行うのであれば、上記のサインを見過ごさず、酷くなる前に行うようにしましょう。
15年を超えるとリフォームはできないの?
羽毛布団の状態にもよりますが、ほとんどの場合、リフォームができない状態となってしまいます。
羽毛布団をリフォームなしで15年以上ご使用すると、羽毛のファイバー化(ダウンボールが壊れた状態)が進んでしまい、羽毛の再生が不可能となってしまいリフォームを行うことが不可能になります。
参考 期間はあくまでも目安です。扱い方やご利用者の体質によっても変わってきますので、早めのメンテナンスを心がけることによって、長く快適にお使いいただくことができます。
リフォーム業者はどうやって選べばいいの?
羽毛布団のリフォーム業者はとてもたくさんあり、どの業者を選ぶべきか悩んでしまいますね。当サイトでのおすすめとしては、日本羽毛製品協同組合が認定するリフォーム工場を推薦しております。
- 日本羽毛製品協同組合認定のリフォーム認定工場とは
- 羽毛ふとんリフォーム・リペアを正しく実施するための設備があるか、個別の顧客毎にお預かりからお届けまでが分別管理されているか、解体した側地や工程で発生する廃棄物が正しく処理でき ているかなどを審査し、組合が定めた基準に達している事業者に、下記の認定証書を発行しています。日本羽毛製品共同組合より
- 日本羽毛製品協同組合(日羽協)とは
-
日本羽毛製品協同組合は、様々な活動を通して、羽毛製品メーカーの不正な商品の販売を取り締まりを行っており、国内における羽毛製品の品質向上を図ると共に、消費者の羽毛商品購入における被害の撲滅を目指しています。
みじかなところでいうと、下記のゴールドラベル(品質保証ラベル)を発行しているのも日本羽毛製品協同組合です。
さらに詳しい日本羽毛製品協同組合について
リフォーム内容とリフォーム認定ラベル
組合から認定を受けている業者は以下の3つのリフォームを行うことができます。それぞれのリフォームの基づき上のラベルを取り扱うことができます。
- リフォームの種類
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- プレミアムダウンウォッシュ仕上げ リフォーム
- ダウンウォッシュ仕上げ リフォーム
- ふとん生地交換仕上げ リペア
なおここでは、リフォームをリフォームとリペアの2つに分けることができます。
リフォームとリペアの違い | |||
---|---|---|---|
羽毛洗浄・除塵 | 足し羽毛 | 側生地の交換 | |
リフォーム リフォーム | ◯ | ◯ | ◯ |
リペア リペア | × | ◯ | ◯ |
下記にて詳しくご紹介していきます。
1. プレミアムダウンウォッシュ仕上げ
- プレミアムダウンウォッシュ仕上げとは
-
ふとんを解体し、中の羽毛を個別に専用洗浄機で水洗い。羽毛の汚れを取り除き、必要に応じ“足し羽毛”を施した後に新しいふとん生地で仕立て直し加工をしたものです。
ご利用のタイミング
- 5年以上使用している
- 一度もクリーニングに出したことがない
- 羽毛に汗や皮脂の汚れが蓄積している
- 羽毛に本来のボリュームがなくなった感じる
- 以前よりも温かさを感じなくなった
- 匂いが気になってきた
当サイトでは、この仕上げを最もおすすめしております。
2. ダウンウォッシュ仕上げ
- ダウンウォッシュ仕上げとは
-
ダウンウォッシュ仕上げの作業工程は以下の通りです。
- 羽毛布団ごと丸洗いクリーニング
- 羽毛を取り出し、乾燥を行う
- 必要に応じて足し羽毛を施す
- 新しいふとん生地で仕立て直し加工
できる限りプレミアムダウンウォッシュ仕上げをお選びされることをおすすめ致します。
3. ふとん生地交換仕上げ
- ふとん生地交換仕上げとは
- ふとんを解体し、中の羽毛を洗浄せず必要に応じて足し羽毛を施した後に、新しいふとん生地で仕立て直し加工をしたものです。
おすすめの羽毛布団リフォーム業者
当サイトでは、日本羽毛製品協同組合認定の羽毛布団リフォーム工場として白鳥製綿所(楽天市場)さんをおすすめしております。
なお、こちらのリフォームはプレミアムダウンウォッシュ仕上げとなっております。
シングル
ダブル
評価の高い口コミ・レビュー
ここまで変わる!羽毛布団のビフォーアフター
羽毛布団リフォームの特徴
注文からお届けまで
ご注文後、当社より羽毛布団キットをお送りします。リフォームする布団を包装キットに入れお送りください。送料は無料です。
お客様からお預かりした布団、更に布団の中の羽毛の品質、状態をチェックし、個別管理します。
羽毛布団の中身の羽毛を直接洗浄するため、まずは布団をを解体し、羽毛を洗浄機へ送りこみます。
羽毛専用洗浄機と高性能洗浄剤で羽毛を直接洗浄します。洗浄後、高温で瞬時に乾燥することにより、ダウンが一気に開きます。
高温乾燥した羽毛を冷却し、除塵します。ファイバー化した羽毛・埃・ゴミを取り除きます。
綺麗になった羽毛をお客様にお選び頂いた側生地に充填します。仕立てあがった羽毛布団を念入りに検品し、完成です。
※発送は当社に羽毛布団が届いてから1週間~2週間になります。
注文の際に行いたい2つのこと。
白鳥製綿所さんにて、羽毛布団のリフォームを行う際に行いたい2つのことをご紹介します。
- 確認した2つのこと。
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- 生地選び(キルト&柄)
- 足し羽毛の種類
生地選び(キルト&柄)
生地選びは、①素材と②キルトと③柄をお選びすることになります。
基本的には、一番上の60サテン立体キルトをお選びされて全く問題ないかと思います。
ただし、プラス料金を払い、上位のランクをお選びされると、より保温力と肌触りが増してきますので、ご予算に余裕がある場合はご検討されてみてください。
よく、無地オフホワイトをお選びの方で、羽毛が透けて見えることを心配されることがありますが、羽毛布団は布団カバーを使用してご使用するものですので、問題はないかと思われます。
側生地種類 | 色 | 価格 |
---|---|---|
60サテン立体キルト | ピンク・ブルー | 変更なし |
80サテン立体キルト | ピンク・ブルー | +1,130円 |
80サテン特殊立体キルト | 無地オフホワイト | +1,680円 |
80サテン二層立体キルト | 無地オフホワイト | +2,800円 |
160双サテン特殊立体キルト | ピンク・ブルー | +10,790円 |
160双サテン2層式立体キルト | ピンク・ブルー | +15,100円 |
キルトの種類
柄
足し羽毛の種類を選び
少しだけ注意したいのがこの足し羽毛選びです。当サイトでは、冬用の羽毛布団をお選びされている方にはダウンパワー400dp以上をおすすめしております。
そのため、最初のフランス産ホワイトダックダウン90%は、380dpとなっており、あまりおすすめではありません。
ご予算にもよりますが、それ以降の羽毛をお選びされることが望ましいです。
グースダウンとダックダウンでは、グースダウンの方が保温力が高いため、よりおすすめではありますが、400dpをクリアしているようであればダックダウンでも問題はありません。
詳しくは下記の記事をご確認ください。
羽毛種類 | ダウンパワー | 価格 |
---|---|---|
フランス産ホワイトダックダウン90% | 380dp | 変更なし |
フランス産ホワイトダックダウン93%(Good!) | 410dp | +850円 |
ハンガリー産ホワイトグースダウン93%(Good!) | 400dp | +2,940円 |
ポーランド産マザーホワイトグースダウン93%(Good!) | 440dp | +6,530円 |
ご参考にされてみてください。