ジメジメする梅雨の時期や蒸し暑くなる夏場、そして結露が溜まる冬場。
こんな時にこまるのが洗濯物の乾燥です。最近では黄砂、花粉、PM2.5の問題なども深刻になってきており、天気がいいのになかなか外で洗濯物を干すことができなくなってきています。
昔と違い、現代の私たちが住む建物は、機密性が高くなってきており湿度を外に逃がすことが難しくなってきています。湿度が高すぎる室内は単に不快なだけでなく、カビや細菌の発生原因にもなりひどい場合、喘息を引き起こすしてしまう恐れもあります。
快適な生活を送るために、またお部屋干しでもカラッと気持ち良く洗濯物を乾かしたいと思われていた方にとってもおすすめなのが、除湿機です。
今回は最近注目が高まってきている除湿機についてご紹介いたします。
除湿機に関するあれこれ
除湿機を使う主な目的
除湿機をお持ちの方は、実際にどんな目的で使用しているのでしょうか。主な目的を下記にまとめています。
- 除湿機を使う主な目的
-
- 洗濯物の乾燥に
- お部屋のカビ対策に
- 梅雨から夏にかけて部屋がジメジメする湿気の除湿に
- 冬場の結露対策に
- 浴室、押入れなど湿気がたまりやすい場所の除湿に
- 居間・リビングなど広い部屋の除湿に
- 就寝時の寝室での除湿に
- 除湿と合わせて、空気清浄に
- 簡易冷房として
- 湿気のこもりやすい留守中の除湿に(自動運転機能)
簡単に除湿機の使用目的を挙げてみましたが、実はこれだけたくさんあるんです。そして、除湿機メーカーはこれらの希望に応えるため製品開発を続けたくさんの除湿力の向上と共にたくさんの機能を開発してきています。
以下にてそれらの機能についてご紹介いたします。一度目を通して頂き、除湿機購入の目的をあらためて確認されてみてください。
最近は、こんな機能を持った商品があります。
最近の除湿機には本当にびっくりするくらいたくさんの機能が存在しているんです。
1つ1つご紹介詳しくご紹介していきます。
衣類乾燥
効率良く洗濯物を乾かすことことができる衣類乾燥機能。多くの除湿機で、部屋干しの洗濯物をすばやく乾燥させるための機能が充実しています。洗濯物の量や干している場所に合わせて効率よく乾かすような工夫がなされています。
部屋干し3Dムーブアイ
三菱が開発した、洗濯物の温度を見分ける「センサー」のことです。従来から搭載している洗濯物周辺を検知する「湿度センサー」と「温度センサー」と組み合わせ、洗濯物の乾き具合を細かくチェック。濡れている洗濯物だけに、風を送り、生乾きも乾きムラもなく、しっかり乾燥。部屋干しの生乾きや乾きムラにお悩みの方ににおすすめです。
空気清浄
特殊なフィルターを採用して空気の汚れと臭いをキャッチしたり、マイナスイオンを発生させて除菌や脱臭を行ったりなど、空気清浄効果が期待できる機能。
ナノイー
Panasonicが開発した洗濯物を除菌・部屋干し臭を抑制する機能。水に包まれた微粒子イオン「ナノイー」が広範囲にしっかり届き、洗濯物の除菌や、気になる部屋干しの臭いを抑制。さらに、「ナノイー」はカビ菌を抑制する働きがあることから、湿度が高くなりやすい浴室やクローゼット、シューズボックスでのカビ菌抑制に効果的です。
プラズマクラスター
シャープが開発した消臭・除菌機能。部屋干し衣類の生乾き臭、衣類に付いた汗臭を消臭。さらに、浮遊カビ菌表面の細胞膜のタンパク質を切断して分解・除去し、除菌します。
自動運転機能
湿度センサーでお部屋の湿度を感知してお部屋の湿度を一定に保ってくれる機能。カビ抑制などに効果的です。
自動ストップ
排水タンクの水漏れを防ぐために、タンクが満水になると自動的に運転を停止する機能。
連続排水
除湿機にホースを装着し連続排水できるタイプ。水捨てを気にすることなく稼働させておくことができます。自動運転機能と組み合わせることで、湿度が高いときだけ運転させておくことができるため節電にも繋がります。
カビブロック
内部フィルターなどにカビをブロックする効果があるもの。本体内部を乾燥させることで、除湿機内部へのカビの発生を抑制する機能を搭載しているタイプもあります。
スポット乾燥機能
強めの風をピンポイントに送れる機能。少量の洗濯物を乾かしたいときや、押入れ、クロゼット、下駄箱など狙った場所を除湿するときに便利です。スポット用のアタッチメントが付いているタイプがあります。
冷風
除湿機から冷風を送る機能。お風呂上りや、少しの間だけ涼みたいときに便利。
キャスター
機能ではありませんが、除湿機に移動に便利なキャスター付きのタイプのことです。寝室、リビング、クローゼットなど、様々な場所での使用をお考えの方におすすめです。
除湿機のタイプ
除湿機は、除湿方式よって大きく3つのタイプに分けられます。
後ほど詳しくご紹介いたしますが、各方式ごとにおすすめの季節があります。
コンプレッサー式 | ゼオライト(デシカント)式 | ハイブリッド式 |
---|---|---|
梅雨〜夏におすすめ | 冬におすすめ | 1年中使用の方に |
タイプ別のシェア
コンプレッサー式と、ゼオライト(デシカント)式、ハイブリッド式のシェアの割合です。梅雨・夏に効果を発揮するコンプレッサー式が約65%と過半数以上を占めています。
- コンプレッサー式:65.65%
- ゼオライト(デシカント)式:20.72%
- ハイブリッド式:13.63%
除湿機の売れ筋価格帯
- 〜4,999円:0.63%
- 5,000〜9,999円:0.86%
- 10,000〜14,999円:1.19%
- 15,000〜19,999円:30.44%
- 20,000〜24,999円:10.76%
- 25,000〜29,999円:12.73%
- 30,000〜34,999円:13.4%
- 〜35,000円:29.98%
除湿機メーカー人気ランキング
除湿機メーカーのマーケットシェアです。パナソニックが約50%のシェアを獲得しています。
- パナソニック:51.11%
- コロナ:20.32%
- シャープ:9.69%
- 三菱電機:7.77%
- 東芝:2.45%
- その他:8.66%
次に、コンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式について詳しくご紹介していきます。
コンプレッサー式除湿機
梅雨〜夏におすすめ
- コンプレッサー式除湿機とは
- 空気を冷やして湿気を取り除くタイプの除湿機で、エアコンの除湿と同じ方法となります。室温25℃以上で除湿能力が高くなるため、湿度の高い梅雨~夏の間の使用に向いています。また、除湿能力が高いため、リビングなど広い部屋での使用でも効果を発揮します。
※エアコン式除湿:コンプレッサーを通して冷媒(フロンガス)を循環させ、冷却器で湿った空気を冷やして湿気を水滴に変える。)
長所 | 短所 |
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2018年メーカー別コンプレッサー式除湿機
こちらでは、コンプレッサー式除湿機を製造している主要メーカー別に消費をご紹介していきます。主なメーカーは、コロナ、シャープ、三菱電機、東芝となっています。
シンプルに除湿力と安さをお求めの方は、コロナのCD-P6315がおすすめです。Amazonや価格.comでも常に上位にランクされるベストセラーとなっています。
空気清浄としても、1年中ご使用されたいとお考えの方は、プラズマクラスターで有名なシャープから発売のCV-DF100もしくはサイズの大きいCV-EF120がおすすめです。
大きなお部屋をパワフルに除湿したいとお考えの方は、三菱電機から発売されているMJ-180KXがピッタリです。
商品名 | タンク容量 | 除湿能力(木造/鉄筋) | 機能・コメント |
---|---|---|---|
CD-P6315(W) コロナ イチオシ |
3.5L | 6.3L/日 7畳/14畳 |
空気清浄 衣類乾燥 スポット乾燥 自動ストップ CD-P6315(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 CD-P6315(AS)[スカイブルー]:Amazon 楽天 BD-635[15’最新モデル]:Amazon 楽天 |
CDM-1015(AS) コロナ |
5.8L | 9L/日 11畳/23畳 |
衣類乾燥 スポット乾燥 自動ストップ 冷風 CDM-1015(AS)[スカイブルー]:Amazon 楽天 |
CDM-1415(W) コロナ |
5.8L | 12L/日 15畳/30畳 |
衣類乾燥 スポット乾燥 自動ストップ 冷風 CDM-1415(W)[クールホワイト]:Amazon 楽天 |
CD-H1815(AE) コロナ |
4.5L | 16L/日 20畳/40畳 |
空気清浄 衣類乾燥 スポット乾燥 自動ストップ CD-H1815(AE)[エレガントブルー]:Amazon 楽天 CD-H1815(TE)[エレガントブラウン]:Amazon 楽天 |
商品名 | タンク容量 | 除湿能力(木造/鉄筋) | 機能・コメント |
CV-E71(W) シャープ |
2.5L | 7.1L/日 8畳/16畳 |
衣類乾燥 自動ストップ カビブロック プラズマクラスター CV-E71(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 |
CV-DF100(W) シャープ イチオシ |
3.1L | 9L/日 11畳/23畳 |
空気清浄 衣類乾燥 自動ストップ 連続排水 プラズマクラスター CV-DF100(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 |
CV-EF120(W) シャープ イチオシ |
3.1L | 11L/日 14畳/28畳 |
空気清浄 衣類乾燥 自動ストップ 連続排水 プラズマクラスター CV-EF120(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 |
商品名 | タンク容量 | 除湿能力(木造/鉄筋) | 機能・コメント |
MJ-100KX(W) 三菱電機 |
3L | 9L/日 11畳/23畳 |
衣類乾燥 自動運転機能 自動ストップ キャスター 空気清浄 部屋干し3Dムーブアイ MJ-100KX(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 |
MJ-120KX(W) 三菱電機 |
3L | 11L/日 14畳/28畳 |
衣類乾燥 自動運転機能 自動ストップ キャスター 空気清浄 部屋干し3Dムーブアイ MJ-120KX(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 |
MJ-180KX(W) 三菱電機 イチオシ |
4.7L | 15.5L/日 19畳/39畳 |
衣類乾燥 自動運転機能 自動ストップ キャスター 空気清浄 部屋干し3Dムーブアイ MJ-180KX(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 |
商品名 | タンク容量 | 除湿能力(木造/鉄筋) | 機能・コメント |
RAD-S63(W) 東芝 |
2.5L | 6.3L/日 7畳/14畳 |
衣類乾燥 カビブロック 自動ストップ 連続排水 RAD-S63(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 |
RAD-CS80X(W) 東芝 |
3L | 8L/日 9畳/18畳 |
衣類乾燥 カビブロック スポット乾燥 自動ストップ 冷風 連続排水 RAD-CS80X(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 |
RAD-CS100X(W) 東芝 |
3L | 10L/日 9畳/18畳 |
衣類乾燥 カビブロック スポット乾燥 自動ストップ 冷風 連続排水 RAD-CS100X(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 |
デシカント式(ゼオライト式)
冬におすすめ(結露対策)
- デシカント式(ゼオライト式)
- 水分の吸水性能に優れた乾燥剤(ゼオライト)を使って湿気を取り、乾いた空気を送風するタイプの除湿機。低温時の除湿能力が高いため、冬場の結露対策におすすめです。
サイズもコンパクトなタイプが多く、運転時の音も静かなので寝室での使用にも向いています。
※デシカント式では、室温がやや上がるので、冬時に最適ですが、ヒーターを利用しているので、コンプレッサー式と比べると消費電力量が多くなるので注意が必要です。
長所 | 短所 |
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2018年メーカー別デシカント式(ゼオライト式)除湿機
それでは、こちらもメーカー別にデシカント式(ゼオライト式)除湿機をご紹介していきます。
デシカント式の除湿機を製造している主要メーカーは、現在のところPanasonic、象印、東芝の3社です。コンプレッサー式と比べると選びやすくなっていますし、実は圧倒的に人気なのがパナソニック製です。
下記にご紹介の通り、パナソニック製の除湿機は「F-YZL60」、「F-YZLX60」、「F-YZLX80」があります。大きな違いは、ナノイー機能です。「F-YZL60」には搭載していませんので、部屋干しの臭いの抑制や除菌にこだわりたい方は、「F-YZLX60」かもしくはサイズの大きな「F-YZLX80」をお選びください。
特におすすめは、サイズ、機能、価格のバランスの取れたF-YZLX60です。
商品名 | タンク容量 | 除湿能力(木造/鉄筋) | 機能・コメント |
---|---|---|---|
F-YZL60 Panasonic |
2L | 5.4L/日 7畳/14畳 |
衣類乾燥 スポット乾燥 自動ストップ F-YZL60(W)[ホワイト]:Amazon 楽天 F-YZL60(P)[ピンク]:Amazon 楽天 |
F-YZLX60(S) Panasonic イチオシ |
2L | 5.6L/日 7畳/14畳 |
衣類乾燥 カビブロック スポット乾燥 自動ストップ ナノイー F-YZLX60(S)[シルバー]:Amazon 楽天 |
F-YZLX80 Panasonic |
3L | 7.5L/日 9畳/19畳 |
衣類乾燥 カビブロック スポット乾燥 自動ストップ ナノイー F-YZLX80:Amazon 楽天 F-YC80ZLX[限定モデル]:Amazon 楽天 |
商品名 | タンク容量 | 除湿能力(木造/鉄筋) | 機能・コメント |
RJ-XA70-WL 象印 |
2.8L | 7L/日 8畳/16畳 |
衣類乾燥 スポット乾燥 自動ストップ RJ-XA70-WL:Amazon 楽天 |
商品名 | タンク容量 | 除湿能力(木造/鉄筋) | 機能・コメント |
RAD-DS63 東芝 |
2.5L | 6.3L/日 7畳/14畳 |
衣類乾燥 自動ストップ RAD-DS63:Amazon 楽天 |
RAD-DS63X 東芝 |
2.5L | 6.3L/日 8畳/16畳 |
衣類乾燥 自動ストップ RAD-DS63X:Amazon 楽天 |
コンプレッサー方式とデシカント方式の比較
ここまで、梅雨時期におすすめなコンプレッサー式と冬場におすすめなデシカント式の除湿機をご紹介してきました。この2方式の特徴をまとめてみると下記の通りとなります。
コンプレッサー方式 | デシカント方式 | |
---|---|---|
運転音 | 大きい | 小さい |
電気代 | 安い | 高い |
本体重量 | 重い | 軽い |
室温の上昇 | 中 | 大 |
室温の影響 | 寒さに弱い | 影響は少ないが、気温が上がる |
大きな違いは、やはり下記の点となります。
- コンプレッサー方式:梅雨・夏場に強いが気温下がる冬場で除湿力が下がる。
- デシカント方式:年間を通して利用できるが、夏場では気温の上昇を招く。
除湿機に興味がある方でも、使う時期を限定されるとどうしても、購入意欲が下がってしまいます。もちろん梅雨時期だけだったり、冬場の結露対策だけなど必要な時期がはっきりしている場合は、コンプレッサー方かデシカント方のどちらかをお選びされれば問題はありません。
しかし、年間を通してご使用されたい方はなかなかどちらを選んでいいものか、悩んでしまいますね。
そんな方におすすめなのが、ハイブリット式除湿機です。
下記では、そのハイブリット式除湿機についてご紹介していきます。
ハイブリット式除湿機
1年を通して使用したい方に。
- ハイブリット式除湿機とは
- コンプレッサー式とデシカント式を融合させたタイプの除湿機。夏場はコンプレッサー方式として、冬場はデシカント方式で除湿するなど、季節や部屋の状況に応じて除湿方式を切り替えることで、1年を通して高い除湿能力を維持することができます。
価格は高くなりますが、年間を通して部屋干しの多い方におすすめです。
長所 | 短所 |
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※除湿機の重さはデシカント(ゼオライト)式<コンプレッサー式<ハイブリッド式の順に大きくなります。
2018年メーカー別ハイブリッド式除湿機
実は、現在市場で販売されているハウブリッド式の除湿機はパナソニック製のF-YHLX120もしくは、F-YHLX120の限定モデルF-YC120HLXのみとなります。(今なら、限定モデルがお安くなっています。)
幸か不幸かとってもシンプルで選びやすい。もちろんおすすめ商品です。
商品名 | タンク容量 | 除湿能力(木造/鉄筋) | 機能・コメント |
---|---|---|---|
F-YC120HLX-N Pansonic |
3.2L | 9.0L/日 13畳/25畳 |
衣類乾燥 カビブロック スポット乾燥 自動ストップ ナノイー F-YC120HLX-N:Amazon 楽天 ※F-YHLX120の限定モデル |
F-YHLX120-N Pansonic |
3.2L | 9.0L/日 13畳/25畳 |
衣類乾燥 カビブロック スポット乾燥 自動ストップ ナノイー F-YHLX120-N:Amazon 楽天 |
方式別の電気代について(目安)
除湿機を購入する上で皆さんがもっとも気になるポイントが電気代ですね。
長時的に使用した場合のランニングコストは、購入前にしっかりと考える必要があります。
確認するポイントは、消費電力です。
- コンプレッサー式の除湿機:170W〜330Wが主流
- デシカント式の除湿機:450W〜550Wが主流
コンプレッサー式とデシカント式では、コンプレッサー式の方が省電力と言われておりますが、最近ではデシカント式でもエコ運転など省電力にて運転できる製品もたくさん発売されております。また、コンプレッサー式でも冷風運転などで運転する場合、消費電力が高くなりますので注意が必要となります。
以下に消費電力別に電気代を表にしてまとめています。
電気代は、1時間使用した場合、10時間継続して使用した場合、1ヶ月1日10時間使用した場合で計算しております。
消費電力 | 電気代(1時間) | 電気代(10時間) | 電気代(1ヶ月) |
---|---|---|---|
250W | 6円 | 60円 | 約1,800円 |
300W | 7.2円 | 70円 | 約2,160円 |
350W | 8.4円 | 84円 | 約2,520円 |
400W | 9.6円 | 96円 | 約2,880円 |
450W | 10.8円 | 108円 | 約3,240円 |
500W | 12円 | 120円 | 約3,600円 |
550W | 13.2円 | 132円 | 約3,960円 |
※電気代はあくまでも目安となります。実際にご購入される際はご自身で消費電力をご確認されることをおすすめいたします。
計算例:
- 消費電力250W(0.25kW)の除湿機の場合
- 1kWhあたりの電気代:24円と設定
- 1時間あたりの電気料金:0.25(kW)×1(h)×24(円) = 6円
- 1日に10時間運転した場合:6(円) × 10(時間) = 60円
- 1ヶ月当たりの電気料金:60(円) × 30(日) = 約1,800円
除湿能力と排水タンク容量
除湿機を選ぶ上で、ご利用される部屋に合った除湿能力を持つ機種を選ぶこともとても重要です。
- 除湿能力とは
- 除湿能力とは空気中の水分を1日に除湿できるか水分量を表しています。リットルで表すことがほとんどで、家庭用としては6L~18L程度の容量の機種があります。
この除湿能力が大きいほど、除湿能力が高く、より早く除湿できますので、「室内をすばやく除湿したい」、「部屋干しの洗濯物を早く乾かしたい」など短時間で除湿したいという方は、実際に使用する部屋よりも大きめの部屋に対応する除湿機がおすすめです。
※除湿能力が大きくなるにつれ本体も大きくなりますので、サイズや重さも考慮しながらお選びされることをおすすめします。
除湿能力/1日 | 木造 | 鉄筋 |
---|---|---|
~5.0L | ~6畳 | ~13畳 |
4.5~6.3L | 6~8畳 | 13~16畳 |
6.3~8.0L | 8~10畳 | 16~20畳 |
8.0~11.0L | 10~14畳 | 20~28畳 |
11.0~18.0L | 14~23畳 | 28~45畳 |
※木造住宅とコンクリート住宅では、目安の広さが2倍ほど異なります。
排水タンク容量
除湿能力と同様にチェックしたいのが排水タンク容量です。
除湿したお水を蓄えるタンクのことで、タンク容量が大きいほど水捨て回数も減り、メンテナンスが楽になりますが、その分本体のサイズも大きくなります。置くスペースや持ち運びも考慮しながらお選びすることが大切です。
一般的には、2~6リットルが主流となります。
水タンクは大きいほうがいいの?
除湿能力にもよりますが、水タンクが小さいと短時間で水タンクがすぐにいっぱいになってしまい運転を停止してしまいますので、水捨てをこまめにする必要がでてきます。その点、水タンクが大きいと湿度が高い場所でも長時間稼働させておくことができます。ただし、水タンクに水が溜まりすぎていると、1回の水捨てが重労働となる可能性がありますので水捨てはこまめに行うことをおすすめします。
連続排水 自動運転 の除湿機
最近の機種では、除湿機にホースを装着し連続排水できるタイプがあります。連続排水であれば、水捨てを気にすることなく稼働させておくことができます。自動運転機能がさらに付いているタイプであれば、湿度が高いときだけ運転させておくことができるので節電にも繋がります。
除湿機と一緒におすすめするグッズ
サーキュレーター・扇風機
除湿機を使ってで洗濯物の部屋干しをお考えでしたら、扇風機(サーキュレーション)を一緒にご利用することをおすすめいたします。ある調査では、扇風機(サーキュレーション)を使用した場合と、通常の半分の時間で洗濯物が乾燥したという結果が出たそうです。ご自宅にある扇風機で全く問題ありませんので、一緒にご使用されてみてください。