羽毛布団を毎日使用していれば、タバコや引っ掻きキズにより、思いがけず布団に穴を開けてしまうことって時には出てくるものです。
そんな時、あまり大きくない穴であれば自分で処置することができるんです。
今回は、羽毛布団に穴が開いた時の対処法についてご説明致します。
側生地は、ダウンプルーフ加工がされている
羽毛布団は、側生地が高密度で織られたダンプルーフ加工が施されているため、通常の利用であれば羽毛が吹き出してくる事ことはありませんが、ひとたび穴が開いた場合、そこから羽毛が溢れ出てきてしまいます。
羽毛布団に針穴を開けるのはお控え下さいとの文言をご覧になった方もいるかも知れませんが、針穴ほどの小さな穴でも、羽毛は吹き出してきてしまいますので、羽毛布団に何かを縫い付けるなどの作業は絶対に行ってはいけません。
ダウンプルーフについて
羽毛布団のダウン・プルーフ加工とは?
こちらでは、羽毛布団の側生地に施される加工としてよく目にすることがあるダウン・プルーフ加工についてご紹介致します。 ダウン・プルーフ加工とは? ダウン・プルーフ加工 ダウン・プルーフ加工とは、羽毛布団からダウンが吹き出さないように側生地に行...
穴の修復方法
不意に開けてしまった穴はどうしたらいいか。
手順は以下の通りとなります。
- 羽毛布団の補修の手順
-
- 穴の大きさの確認
- 補修布を用意する
- 補修を行う
1. 穴の大きさの確認
まず、穴の大きさをご確認ください。
補修可能の大きさは 直線で5~8cm位でしたら修復可能です。
穴が大きすぎる場合は、個人での修復は不可能ですので、商品のご購入先かリフォーム業者にご相談下さい。その際、応急処置として穴の部分を紐で縛っておくといいでしょう。
羽毛布団のリフォームについてはこちら
羽毛布団のリフォーム(打ち直し)について|おすすめのリフォームのお店の選び方
羽毛布団は、リフォーム(打ち直し)ができることはご存知でしたでしょうか? ご存知だった方でも、下記のように分からないことがたくさんです。 羽毛布団のリフォームでよくある質問 リフォームはいつ頃がおすすめ? どこでリフォームをしてくれるの? ...
2. 補修布を用意する
次に補修に使う補修布の確認です。
- 羽毛布団を購入した際に付属品としてついてきていればそれを使う
- お持ちでなければ、アマゾンなどでご購入が可能です
おすすめは下記の商品です。
3. 補修を行う
次に実際に補修を行っていきます。
補修のイメージは、画像の通りです。
①補修布を補修する箇所よりすこし大きめに、カットする。
※角を丸くカットすると接着後剥がれにくくなります。
※角を丸くカットすると接着後剥がれにくくなります。
②補修部分を平になるように羽毛を端によせ、接着面(ザラザラしている面)を下にして置きます。
※接着力を強くするため補修シートの接着面を霧吹き等で軽くしめらせてください。
※接着力を強くするため補修シートの接着面を霧吹き等で軽くしめらせてください。
③アイロン温度をドライ・中温の位置(140℃〜160℃)にセット。必ず当あて布をしてその上から、アイロンを約20秒プレスしてください。プレス後は、接着をしっかりさせるため冷えるまで布団のを動かさないで下さい。
④補修シートがしっかり着いたら、軽く布団を叩きながら羽毛を元の状態にもどして下さい。
以上で完了です。羽毛布団の穴は大敵です。
どんなに小さな穴でも注意してすぐに処置するように心がけましょう。