西川のムアツ、エアー、整圧敷きふとんのお手入れとおすすめのクリーニング店について

西川の健康敷き布団として高い人気を持つムアツふとん（昭和西川）、ムアツスリープスパ（昭和西川）、エアー（東京西川）、整圧敷きふとん（東京西川）。

1971年に発売されたムアツふとんを起源にしたこれら４商品は特殊な凹凸構造で「点で身体を支えて血行を妨げない」をコンセプトに年齢性別を問わず多くのユーザーを持つ大人気商品となっています。

※商品名をクリックすると詳しいご紹介ページにジャンプします。

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これら西川の健康敷き布団はすべてウレタンフォームでできており、その取り扱い方法やお手入れが一般的な綿わた敷き布団や羊毛敷き布団などと少しだけ異なり、うっかりするお布団の裏にカビが生えてしまったなんてことも考えられます。

今回は、この西川の健康敷き布団のカビ対策と取り扱い＆お手入れ方法、そしてあまり知られていないクリーニングについてご紹介します。

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ウレタンフォームの特徴
ふとんの裏面にカビを発生させないために心がけたいこと
カビ&汚れの対処法
1. ①側地の洗濯
2. ②ウレタン（本体）の部分洗い
おすすめのクリーニング店

ウレタンフォームの特徴

まずは、ムアツふとん、ムアツスリープスパ、エアー、整圧敷きふとん本体の素材であるウレタンフォームの特徴についてご紹介していきます。

ウレタンフォームは通気性に優れる

優れた通気性は、ウレタンフォームが持つ大きな特徴の１つです。そのため、いつでもサラッとした心地のよい肌触りを保つことができます。さらに西川の健康敷き布団は各商品とも「凹凸構造」が隙間を作り空気を通し湿気を発散させるので布団の蒸れを防いでくれます。

ホコリやダニの心配がない

ウレタンフォームは、従来の繊維素材のように「わた切れ」が発生することがないので、ほこりは殆ど出ません。

同様に、動物繊維の羊毛わたや植物繊維の綿わたなどと違って、ダニや害虫が寄り付きにくく、発生することはありませんので、しっかりとメンテナンスを行っていれば長く衛生的に使用することができます。

※布団の側地やシーツなどにはダニが発生する可能性はあります。そのためシーツをマメに洗濯をしたり、ダイソンやレイコップに代表されるような布団専用の掃除機でダニの死骸やホコリを取り除くことも有効となります。

裏面と床の間で結露しやすい

ウレタンフォームは、使用中に発生した湿気を寝ている面から下面に移行し、裏面と床の間で湿気・結露を起こす性質があります。

通気性に優れるウレタンフォームが相反して持つ特徴の1つですがこの床に溜まった湿気・湿気をそのままにしておくと、カビの発生のリスクが高まり、ウレタンフォームの劣化を促進するだけでなく健康に影響を与える恐れがあります。

特に汗をかきやすい夏場や体温と床面との温度差で高くなる冬の時期はこの現象が発生しやすくなるので注意が必要です。

この結露の管理がウレタンフォームを使用した西川の健康敷き布団、ムアツふとん、ムアツスリープスパ、エアー、整圧敷きふとんを使用する際、最も注意が必要な点の１つとなります。

それでは、湿気や結露をしっかりと処理し、カビが発生しないためにはどのようなことをすればいいでしょうか？

以下では、湿気・結露の処理方法とカビ対策についてご紹介していきます。

ふとんの裏面にカビを発生させないために心がけたいこと

対策といっても、面倒なことはあまりありません。
以下の点を確認し、心がけるようにして頂ければカビが発生リスクはほとんどなくなります。

起床後は布団は毎日立てるように心がける

起床後は布団を敷いたままにせずできるだけ、壁に立てかけてなどして風通しを良くし、水分を拡散させるようにしてください。ウレタンフォームは放湿性が高い素材ですので、室内に立てかけておいておくだけで湿気はなくなります。

基本的にはこれを毎日行って頂くだけで湿気・結露はなくなり、カビが発生することはほとんどなくなります。

※ウレタンフォーム製のお布団は基本的に日陰で乾燥させるようにしましょう。ウレタンフォームは直射日光下にさらした場合、変色をしたり熱が内部にこもってしまう恐れがありますので、天日干しは行わないようにしてください。どうしても天日干しをする必要がある際は、1時間以上は避けるようにしてください。

先ほども紹介した通りウレタンフォームでできている西川の健康敷き布団は放湿性が高い素材でできていますので、室内に立てかけておいておくだけで十分湿気はなくなります。

床・フローリングへの直引きは避ける

西川の健康敷き布団に限ったことではありませんが、床やフローリングへの布団の直引きはお布団にカビが発生してしまう最も大きな原因の1つです。おすすめとしては、①畳の上、②すのこタイプのベッドを使用すること、それが難しければ③吸湿敷きパッドを床と布団の間に敷くようにしましょう。

当サイトでは、おすすめの吸湿パッドとして西川産業のニュードライウェルをご紹介しています。よろしければ購入の検討材料にされてみてください。

カビ対策に西川の「ドライウェルプラス（旧名ニュードライウェル）」が本当にスゴい

ジメジメした梅雨の時期。汗をかきやすい夏場。湿度が高くなる冬。分かっていながら、なかなかできない布団の天日干し。ハッとして敷き布団の裏を見てみるといつのまにか出来てしまっている黒いカビの斑点。下記の記事でもお話をしておりますが、最近は気密性...

もちろん直引きでなくなった場合でも、起床後にマットレスを立てることは出来る限り毎日行うようにしてください。

湿気のない部屋を心がける

現代の建物は昔と違い気密性が高く、湿気が室内から出にくいという環境もお布団にカビを発生させる原因ともなっています。お部屋に湿気を溜めないためにも、定期的に換気を行ったり除湿器を使用するようにしましょう。

以上の点を心がけて頂ければ結露やカビの発生リスクはなくなります。

それでも万が一カビが発生してしまった場合のどうすればいいでしょうか？

以下では、ムアツふとん、ムアツスリープスパ、エアー、整圧敷きふとんにカビが発生してしまった際に対処法についてご紹介致します。

※なお、これからご紹介する方法は、カビの除去に限らず、汚れのお掃除にも同様の方法が適用できますので参考にされにみてください。

カビ&汚れの対処法

まず、知っておきたいのがウレタンフォーム素材でできている西川の健康敷き布団は家庭ので洗濯ができないということ。
整圧敷きふとんエアー［AiR］ムアツふとんムアツスリープスパ家庭での洗濯 NG!!

家庭で洗濯を行うとウレタンの劣化を招く可能性があるので絶対に避けるようにしてください。

※一部のクリーニング業者ではウレタンフォームのクリーニングを受け付けてくれる業者があります。詳しいお話は後ほどご紹介致します。

もしウレタンフォーム製のお布団の裏面のカビが発生した場合は、①側地の洗濯と②ウレタン（本体）の部分洗いを行うことになります。以下にそれぞれの方法についてご紹介致します。

①側地の洗濯

ムアツふとん、ムアツスリープスパ、エアー、整圧敷きふとんはそれぞれ本体のウレタンフォームを包む側地が付いています。

そこで布団にカビが発生した場合や汚れがついた場合、まずこの側地をはずして洗濯をすることになります。洗濯の際は、側地が縮んでしまう恐れがありますので十分注意して洗濯を行うようにしてください。

②ウレタン（本体）の部分洗い

先ほども説明した通り、ウレタンフォーム本体は家庭での水洗いを行うことができません。そこで部分的に洗うことにより、カビや汚れを除去して頂くことになります。

方法は以下の通りです。

用意する洗剤

中性洗剤
粉末タイプの酸素系漂白剤

1. 洗う

ぬるま湯に中性洗剤を薄く溶かす。
溶かした洗剤でタオル濡らし、固く絞り汚れている部分を繰り返し叩くように拭く。
次に、50℃程度のお湯に粉末タイプの酸素系漂白剤を溶かして、同じようにタオルで濡らして、叩くように拭く。
最後に固く絞った濡れタオルで水分を拭き取る。

2. 乾燥

乾燥＆消毒のため、天日干しも効果的ですが、ウレタンの劣化を促進してしまうおそれがありますので、長くても１日の乾燥時間を１時間以内にとどめるようにし、乾燥が不十分の場合は数日間繰り返して下さい。

以上の方法を行って頂ければ、ある程度のカビや汚れであれば家庭で除去が可能です。
しかし、規模が大きいカビや汚れ、そして長年使用による汗染みや臭いが発生し始めた場合は、もはや家庭では対処することができません。

その場合は、クリーニング業者にお願いすることになります。

しかし、ウレタンフォームという特殊な素材の布団は、通常の布団クリーニング店ではクリーニングを行ってくれないことがほとんどです。因に、現在のところ西川各社でもクリーニングは受付を行っていません。

そんな中、あまり多くありませんがウレタンフォームで出来ているムアツふとん、ムアツスリープスパ、エアー、整圧敷きふとんのクリーニングを行ってくれるお店をご紹介します。